筆者はさきにシャドウマスク形受像管の色純度の問題に関し, 各種誤差および誤差的現象を解析的, 実験的に検討してまとめたが (テレビジョン第14巻第11号~12号), ここではこの手法を応用してシャドウマスクグレーデッド・ホールの設計の一根拠を与え, 参考資料として供する。ついでながら, デクルーピング補正レンズを使用したときのマスクの曲率半径を誤差係数のチャートから簡単な計算で求める手法を述べ, このチャートの手軽な応用例を示した.