トランジスタクランプ回路の動作を解析し, ハム改善率, 低域過渡特性, 水平周期サグの3条件から回路の実用的設計方式を求め, 真空管式と同等の性能が得られることを示した.動作原理は回路のインピーダンスが真空管式にくらべ, ほぼ1/200であるほかは本質的に同じであるが, トランジスタ回路固有の問題があり, それらを十分考慮した設計が必要である.