真空管やトランジスタ回路の大振幅動作解析や, リアクタ素子をふくむ場合の複雑波形動作は, いままでの小振幅パラメータによる数式解析では非常に複雑になる.静特性曲線を基にして図式に演算し解析していく, いわゆる図式解析は, 上記の場合にも非常に簡単に解析しうるばかりか, そのほか種々の長所もあるので, その方法を原理的に説明する.