レーザ光を用いた光通信研究開発の一環として, マイクロ波周波数の信号によって変調された光に対する復調管を試作実験した.これは受光面として光電面を用い, 光電子流をマイクロ波遅波回路内に導いて信号成分を増幅検知する一種の進行波管で, 本報告はこの復調管の原理および現在までに得られた結果について述べたものである.他のレーザ復調器との比較も論ぜられている.