色彩, 画質に関し実験を行なうとすれば, 一度はそれらに対する人間の判断, 評価を求めなければならない.そういう場合における判断の導入と管理, 判断結果の処理法などの問題点を, 実例をあげながら, 指摘することを試みた.特に, 検知限, 弁別限の測定にとどまらず, 感覚を数量的に表現する尺度の構成に重点がおかれている.