エミッタ時定数回路をもつエミッタ-ベース帰還形ブロッキング発振器を対象に, ホール蓄積効果を考慮してその動作を解析し, ホール蓄積時間と繰返し周波数の関係を明らかにした.その結果, 発振変成器の励磁インダクタンスを可変にして繰返し周波数を変化する方法をもちい, ホール蓄積時間の温度特性を利用することによって, 温度に対して安定な繰返し周波数を得ることができ, その結果を水平発振器の設計に応用している.