写真フィルムに記憶した光学情報をフライングスポット走査系で読出す場合の情報容量を評価するために, この系の総合レスポンスはFS管のスポット径できまり, 出力波形のノイズ成分は光電子増倍管のショットノイズできまることから, 光電子増倍管出力におけるSN比について理論式を導いて検討した.その結果, SN比は情報読出速度に逆比例し, FS管の全放射エネルギーに比例することなどを示した.実用例として, 文字信号発生装置の設計について述べる.