マトリックス解法を用いれば, 原理的にカラーテレビのどんな螢光体の受像管に対しても, 三原色の各原色の発光量を同時に, 個々に検出できることがわかり, この原理に基づいて色分析器を研究, 開発した.本器により, 初めてテレビの各原色の電気入力信号と各原色の光出力信号とが1対1の対応で関係づけられた.さらに, 標準白色光源を開発し, これと本器とにより, 標準白色によるホワイトバランス調整が容易になった.また, 本器の応用面は広いことがわかった.