来たるべき情報化社会においては, 人間と機械, すなわち人間と計算機との直接的なコミュニケーションが必須であり, そのときまでに文字, 音声, 図形の原始情報の計算機による直接認識 (パターン認識) の技術が充分確立されていなければならない. 本報告では, このような観点から文字, 図形 (音声は除く) の認識問題を中心に開発の現状, ならびに問題点をサーベイするとともに, 計算機の図形入出力装置であるグラフィックディスプレイについて言及する.