スミアひずみには, スミアレベルとスミアタイムの2つの要素があり, いずれも画質を低下させることが著しい. ここでは, これらのスミアひずみ波形と周波数特性, 位相特性の関係を求め, さらに, スミアひずみの種々の場合の画像について, 技術者と非技術者による画質評価を行ない, そのひずみの量と画質との関係を明らかにし, この結果, スミアレベルに対する画質劣化の許容値を求めることができた. なお, 同軸ケーブルにおけるスミアひずみを求め, これらに対する補正についても良好な結果を得た.