各種の立体テレビ表示を比較した結果, 医用立体X線テレビとしては2像法および2偏波面法が適当である.立体像を得るためには, 最大立体視差角 [Δθmax (mrad)] が次式で示される値をこえてはならない. Δθmax=20+42exp (-0.0142X i ) (mrad) X i : 像空間での横座標 (mm) X線螢光増倍管および撮像管の残像が1フィールド後にそれぞれ数%, 数%~10%の装置を使って, フィールド順次方式で良好な結果を得た.さらに, この系の残像特性の効果は臨床的に無視できた.また, アイドホールを用いた多人数同時観察方式と立体VTR方式を得ることができた.