癌治療用として急速な普及をみせているコバルトおよびライナック装置による治療のモニターとしてX線透視テレビを完成した.10MeV前後の高エネルギーX線による透視螢光像は, 輝度が低くコントラストが悪いためテレビ表示は容易でなかった.最近開発されたシリコン電子増倍形超高感度撮像管 (SEM管) の応用と, 新らしい螢光板の開発とにより予期以上の映像を得た.