テレビ電話信号をデルタ変調によって伝送する場合の方式パラメーターに関し, シミュレーション実験によって検討した.その結果, 固定ステップデルタ変調方式の標本化周波数は, 画像信号の帯域の少なくとも8倍は必要なこと, 可変ステップデルタ変調方式の場合, 6倍では輪郭部分に多少劣化があるが, 8倍にすれば満足できる画質の得られること, 可変ステップ方式のステップ変化規則は, 画質にはあまり影響しないこと, などが明らかになった.