テレビ受像機の混変調特性は, テレビ受像機の性能の良否を決定する重要な特性である.筆者らは, テレビ受像機のチューナーと映像中間周波増幅回路を1つのシステムと考え, このシステムに使用されている能動素子の混変調特性と, この能動素子に到達する妨害信号電圧との大小関係によりテレビ受像機の混変調特性を処理できることを示し, この考えに基づいてグラフ表示により, 混変調特性を考慮したこのシステムの設計方式を提案した.