レーザー光源, 光変調系, 光偏向系についての基礎的設計手法が述べられており, それに基づいて, 3原色レーザーの各所要出力, 映像系の階調補正, 色再現補正マトリックス, レーザービームのアパーチャーアドミッタンス (通称アパーチャーレスポンス), 回転多面鏡の稜によるビームのケラレ, 多面鏡の所要直径, 回転強度などが計算されている.回転多面鏡の鏡面のタオレによって生じる走査線聞隔の不均一性は2個の円筒レンズにより除去される.波長647.1nmのガウスビームを面数25の多面鏡で水平走査する場合, ケラレによるシェーディングを10%許すとき, 解像度1,200TV本 (レスポンス29.1%) を得るに必要な多面鏡の直径は40mmとなる.