VIT (Vertical Interval Test) 信号を用いてテレビジョン回線の諸特性を自動測定および監視する技術が最近開発されつつある.これらの特性測定と監視の基準となるVIT信号は, 従来アナログ的に発生しており, 精度および特性維持に問題があった.そこでVIT信号の精度を上げるべく, 波形をあらかじめディジタルデータに分解してディジタルリードオンリーメモリー (ROM) に蓄積し, これをカラー副搬送波に同期したクロックで読出す方式のディジタルVIT信号発生器を開発した.発生可能な信号の周波数帯域は5MHzを得ている.