シリコンターゲットビジコンが高速用のテレビカメラとして使用可能かどうかを検討するために高速フレーム走査における感度, 残像特性等について理論的に考察し, 実験的に確かめた.その結果, 周波数帯域幅を標準方式と同一にし, 移動物体の毎秒撮像数を増加する場合, 走査面積を縮小すれば立上りおよび減衰の残像特性が改善され, さらに入射光量を補償すれば使用可能であることを明らかにした.それに基づいて毎秒480フレームの高速度撮影の観測実験を行った.