気象衛星 (NOAA) 画像は従来アナログ画像として広範囲の気象現象の把握に用いられて来たが, この画像の計算機によるディジタル処理を目的として, アナログ型データレコーダーに記録した気象衛星からの受信データを計算機に取り込む画像入力装置を試作した.本装置は, 受信データと同時に記録したクロック信号を入力時のサンプル信号として用いるので, 正確な画像データのサンプリングが行えるほか, 入力範囲の指定およびサンプルの間引きが行え, データを粗にサンプリングして衛星画像全体を把握することや, 密にサンプリングして注目する部分を入力することが可能となった.