パルスとパルスの間隔を信号に応じて変化させるパルス間隔変調 (PDM) は, 従来ほとんど利用されていなかったが, パルス位置変調 (PPM) 等と比較した場合, 狭帯域伝送路においてその特長を発揮することが期待できる.本稿はこの面から間隔変調を見直し, 主としてPPMとの比較において変復調機構を検討し, 方式上の特長および問題点を明確にした後, 伝送速度と信号対雑音比との関係を導き, 静止画像伝送の変調方式としてPDMが適していることを示した.