固体カラーカメラは, 撮像管カメラにない多くの特長を持つがゆえに, 開発も盛んで急速に発展しつつある. この分野の研究は日本が欧米を完全にリードしており, 固体カラーカメラは数少ない日本先導形商品のひとつといえよう. ここでは家庭用ビデオカメラの分野から放送用を目的とした高級カラーカメラに至るまで, 最近発表された撮像素子とカメラを例にとり, 現状の技術レベルをふり返ってみることにする.