液晶のカラー化に応用できる基本的な原理と, それを利用した各種のカラー液晶表示器 (LCD) を概説し, その特性を比較検討した.その結果, セル内に3原色の微細な着色層を設ける方式が直視形のLCDとして最も汎用性があり, 実用の可能性が高いことが示された.そこでこの方式についてさらに検討を加え, その特長と問題点, 将来の研究課題などを明らかにした.