3次元空間内を運動すると周囲の物体は一点から発散するように見える.逆に, この発散状態を平面表示すると3次元空間中の運動を観察者に誘導することが可能であり, 3次元表示に応用できる.本研究では表示変数 (物体の大きさ, 速度, 発散状態) と観察者が誘導される3次元空間運動の関係が, 心理物理実験により測定された.