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  • 标题:船体用大径鋲に関する研究 (第3報, 完結) 大型鋲継手試験片による実験
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  • 作者:佐藤 正彦 ; 山口 勇男 ; 越智 義夫
  • 期刊名称:日本造船学会論文集
  • 印刷版ISSN:0514-8499
  • 电子版ISSN:1884-2070
  • 出版年度:1962
  • 卷号:1962
  • 期号:111
  • 页码:227-234
  • DOI:10.2534/jjasnaoe1952.1962.227
  • 出版社:The Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers
  • 摘要:

    厚板および大径鋲による大型重ね鋲継手を用いて水密性保持を主眼とする実験を行ない, 大要次の結果を得た。 (1) すべり荷重を越えた後すべり量0.1mm前後における勾配から求めた継手のすべり係数によれば, λの平均値は平鋲に対しては0.25, 皿鋲に対しては0.58程度を得た。 (2) コーキン, 鋲頭および鋲先の部分から漏水は相前後して始まるが, 鋲頭の方が鋲先より概して早い。 (3) 継手のすべり量が0.1mmに達すると, 継手のどこかから漏水が始まるおそれがある。 (4) 鋲の推定締付け力とすべり荷重係数とから求めた継手のすべり荷重は, 実験結果と大体一致する。 (5) 模型化したすべり量曲線から求めた水密性保持のための限界荷重は実験で漏水が始まつたときの荷重とかなり良く合う。 (6) 径36mmあるいは32mmの鋲を要求されている板厚に対し, 径28mmの鋲を用いて差し支えない。 以上3回に分かち報告したとおり, 船体の縦縁継手に用いられる大径鋲を主対象として鋲の締付け力, 鋼板のすべり摩擦抵抗および鋲継手のすべり係数を結び付けて, 継手の水密性保持を基準として効率の判定を試み, 一応の結論に到達した。鋲継手のすべり摩擦抵抗という弾性学では取扱えない要素がからんでおり, その上締付け力には鋏鋲作業の難易, 作業員の技倆というような要素が大きく影響するから, そう斉一な結果を期待できない性格を持つている。したがつて以上述べたところも多分に平均値的取扱いであつてその上下に大幅なばらつきがあることは避けられない。今回, 関連の事項について行なつた一連の研究の結果を総合して, 鋲継手のすべり量曲線を模型化し, 水密性保持を基準とする効率判定の方法の一案を得たわけである。 船体構造においては, 鋲および鋲継手の問題はすでに主流からはずれた感が深いが, いまなお船体主要部の接合に用いられているのであるから, なお十分に究明する必要があろう。今後解明を要する問題としては次のようなものが考えられる。 (1) 鋲の締付け力の発生機構 (2) 現場作業による鋲の締付け力 (3) 縦縁鋲継手の効率の基準 (4) 縦縁継手に働く荷重の性質とその大きさ (5) 繰返し荷重に対する縦縁鋲継手の挙動

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