本稿では, 子どもを対象にコンテンツの理解を支援するシステムInteractive e-Honの情報提示モデルについて論ずる. Interactive e-Honは, 電子コンテンツのテキスト情報をもとに, アニメーションと対話表現での分かりやすい絵本の世界へのメディア変換を行い, 親子エージェントの情報提示モデルによりコンテンツを説明する. ここでは, 意味情報処理による意味タグ付与, アニメーションアーカイブとアニメーションテーブルによるアニメーションの生成, 意味タグによる対話表現の生成, および比喩表現のアニメーションによる概念の説明が行われる. 親子エージェントによる情報提示モデルの効果について実験を行い, 親子エージェントによる情報提示モデルが視聴・理解を妨げない有効な特徴であることを示した.