我々はさまざまな生活や活動の局面において, 文章を読み書きする機会がある. 理解しやすい文章は前後のセグメント間の関係が明確であり, 全体を通して一貫した話の流れが存在する. この文章の流れを評価することができれば, 文章の理解や作成に関する有効な支援が行なえるようになる. そこで本論文においては, 文章の流れ (観点に基づく一貫性) をモデル化したサブトピックモデルを提案し, 文章の流れを定量的に評価する指標を提案する. 提案するモデルの妥当性を示す予備実験を行なった上で, 既存の文章のセグメントの並べ替えを行なう実験により, 提案する指標が文章の流れを評価できることを検証した.