本稿は,日本知能情報ファジィ学会(以下,SOFTと表記する)の会員歴が比較的短い筆者がSOFTの資料とデータを何の先入観もなく客観的に分析し提言を行うことを目的としている.SOFTを会員数,掲載論文数,特集号,研究分野ネットワークを用いた情報可視化,コメントの5つの観点から分析し,筆者の考えるSOFTの未来を導くような提言を各所にまとめた.本稿で行った客観的な調査と主観的な提言が,新たな道を模索するSOFTもしくはSOFT会員にとって,新たな議論の契機となればうれしく思う.