RGB色空間を利用した色彩特徴解析が色彩や形態情報を含む10種類の布の色彩テクスチャの特徴づけに適用された。カラースキャナから取り込まれた布に対するRGBカラー画像の輝度分布から統計的に抽出された平均(AVE)、分散(VAR)、角二次モーメント(ASM)、コントラスト(CON)、相関(COR)、エントロピー(ENT)およびフラクタル次元(D)が視覚的特徴量として測定された。色彩テクスチャの鮮やか-くすんだ、澄んだ-濁った、柔らかい-硬い、強い-弱い、温かい-寒い、軽い-重いおよび明るい-暗いの感情がどちらかの語を選ぶ方法にしたがって、官能評価された。官能評価値と視覚的特徴量との関係が検討された。因子分析の結果から、動的感はVARおよびCORと、軽さ、強さ、柔らかさおよび明るさはAVEと関係することがわかった。