1) 家政学雑誌について1954年より10年ごとに1984年まで, 4年間分の掲載全論文の引用文献を調べた.対象母論文の特性としては, 著者数の漸増傾向, 著者の所属機関は学校が主で私立が多いこと, 食物分野の論文が多いことなどである. 2) 雑誌の引用は和文, 欧文誌とも増加の傾向にあり, 一般図書の引用は減少の傾向にあった. 3) 家政学雑誌における主要なkey journalsは家政学雑誌, Agric. Biol.Chem ., 日本栄養・食糧学会誌, 日本食品工業学会誌, 日本農芸化学会誌, 調理科学, J.Biol. chem., J. Food. Sci ., 油化学, J.Nutr. .などであった. 4) 引用文献の寿命は10年以内のもので80%をカバーすることから, 過去10年間の文献を検索すれば, 家政学研究に必要な情報の80%をカバーできる.