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  • 标题:女子大学生とその母親の間食調査
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  • 作者:福谷 洋子 ; 木村 友子 ; 加賀谷 みえ子
  • 期刊名称:日本家政学会誌
  • 印刷版ISSN:0913-5227
  • 电子版ISSN:1882-0352
  • 出版年度:1987
  • 卷号:38
  • 期号:2
  • 页码:145-153
  • DOI:10.11428/jhej1987.38.145
  • 出版社:The Japan Society of Home Economics
  • 摘要:

    女性の間食の喫食頻度が比較的高いことから, 食生活との関係を調べる目的で, 女子大生170名とその母親150名に間食に関する意識アンケート調査を行い, あわせてその調査対象者の食生活状況の実態を調べるために, 間食をとる女子大生90名とその母親50名に連続3日間の食事と間食の実態調査を行い, 間食と食事との関連を比較検討し, 次の結果を得た. 1) 間食の喫食率は, 女子大生98.1%では, その母親では94.7%と高率を示し, 両者ともに1日1回以上喫食することがわかった. 2) 間食の喫食時刻については, 女子大生では「昼休み」, 母親では「3時頃」が最も多く, 両者において喫食時間帯は異なるが, 女子大生と母親ともに「夕食後」が2位で比較的高い傾向にあった. 3) 間食の喫食状況と理由について, 女子大生では間食が友人とのコミュニケーションに不可欠なものであり, また「空腹」の生理的欲求面や「好きだから」の嗜好面が重視されている.一方, 母親では仕事後の気分転換や「家族とのだんらん」など家族とのコミュニケーションを保つ役割を果たしており, また「雰囲気」の外的環境面や「食習慣性」が根強く関与していた. 4) 間食として1週間に3回以上喫食している食品は, 女子大生で牛乳・嗜好飲料・果物類・乳菓子類・おかず類・スナック類・軽食の7品目があげられ, 一方, 母親では果物類・嗜好飲料・おかず類・牛乳の4品目であった.また喫食頻度において親子間の相違は女子大生では洋風系統の乳菓子類・クッキーやビスケット類・洋菓子類・チョコレートやガム類など多く好まれ, 一方, 母親では和風系統のあられやせんべい・和菓子類が好まれる傾向がみられた. 5) 間食の調達方法は, 女子大生・母親ともに, 大部分市販品が購入され, 手作り品のみによって準備する家庭は僅少であった.また市販品購入のさいにはおもに「製造年月日」, 「衛生」, 「色」などに注意が払われているが, 「添加物や栄養素」に対する関心度は比較的薄いように思われた. 6) 対象者の個人別栄養摂取量は女子大生とその母親ともに個人差は大であるが, 動物性タンパク質・動物性脂肪・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCの摂取が多かった.女子大生では糖質・カルシウム・鉄が不足しており, 母親ではカルシウム不足の傾向が目立った.また間食による栄養補給率は, とくに女子大生に高く, エネルギー・脂肪・糖質・ビタミンB2・ビタミンCなどはその約20%を間食より補う食べかたをしていた.一方, 母親では女子大生より低いが, ビタミンCは約25%を間食より補う食べ方をしていた. 7) 1週間あたりの間食に費やす費用は, 母親が女子大生よりも高い傾向にあるが, 両者ともに500~999円が最も多い.一方, 実態調査での連続3日間の間食に費やす費用 (贈答品なども市価に換算して含む) の1日あたりの平均価格は, 女子大生では300±176円, 母親では262±168円であり, 母親のほうが低い金額であった.理由として母親は間食の摂取量がやや女子大生より少ない傾向にあったためと思われる.したがって間食に費やす費用において自己の意識と実態とはかなり開きがみられた. 総合的にみると, 朝食・昼食・夕食の摂取量の不足を必然的に間食で補っている現状のようで, 女性の間食は食事との関連が強いと思われた.食生活において正しく健康維持するためには, 個人が正規の食事を十分にとるように心がけることが望ましく, それには食生活管理上の実践的な栄養指導ならびに間食のとり方についても教育をすることが今後, ますます必要であると考えられる.

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