開花後23~24週のキウイフルーツ (モンティ種) 果実よりデンプンを分離し, その二, 三の性質について調べた. 1) デンプン粒は, 球形または多角形の形状を示し, 平均粒径は6.0×5.5μmで, すべて単粒であった. 2) ヨウ素呈色法により測定したアミロース含量は, 21%であった. 3) X 線回折図はB図型を示した. 4) 糊化開始温度は68℃であり, 最高粘度に達した後も安定な粘度を示し, ブレークダウンもほとんど観察されなかった.