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文章基本信息

  • 标题:子どもの金銭感覚の発達 (第2報) 家庭教育との関連
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  • 作者:岡野 雅子
  • 期刊名称:日本家政学会誌
  • 印刷版ISSN:0913-5227
  • 电子版ISSN:1882-0352
  • 出版年度:1992
  • 卷号:43
  • 期号:11
  • 页码:1087-1097
  • DOI:10.11428/jhej1987.43.1087
  • 出版社:The Japan Society of Home Economics
  • 摘要:

    本研究は, 子どもが金銭について及びそれに代表される社岳機構について発達とともにどのような認識を形成していくのかを探ることにより, 消費者教育のための基礎的資料に資することを日的とする.本報では, 幼児期 (幼稚園年長児) と児童期 (小学3年生) の家庭生活に焦点を当てて, 子どもにとっての人的環境として最も身近である母親と子どもの関連を取り上げた. (1) 子どもの家庭教育についての認識は, 幼児と小学3年生を比べると, 「お手伝いをする」や「おかあさんは『もったいない』と言う」, についての回答は増加していることから, 小学3年生段階になると価値観を含む判断が形成されるようになるようである.また, 母親回答と子ども回答の比較から, 家庭教育の担い手 (母親) と受け手 (子ども) の間には, 認識についてのかなりのズレが存在している.発信者 (母親) 側は, 助言示唆を行っていると思っているが, 子ども側は自覚的には充分に受信していないようである.しかし, 発達とともに子どもの受信状態は変化して行き, 幼児に比べて小学3年生は, お金の使い方についての助言や浪費に対する戒めの示唆はより多く受信するようになる.しかしながら, より抽象性の高い内容を含む金銭と勤労の関係についての示唆は, 小学3年生段階での理解の割合は未だ低い. (2) 金銭感覚について, それぞれの母親と子どもをペアにして回答を見ると, ほとんど有意な相関は見いだせず, 母-子の間にストレートな関係があるとは言い難い.しかし, 幼児母-幼児ペアと小3母-小3ペアを比べると, 幼児の場合には質問項目によって相関係数の高低のバラツキが大きいことから, 幼児は母親の影響を強く受ける側面とほとんど受けない側面を持ち, 発達とともに, 子どもの金銭感覚と母親の金銭感覚の関係は一様になっていくことが考えられる. (3) 子どもの金銭感覚を4タイプに類型化したところ, 小学3年生では「堅実志向・伝統反応型」が過半数を占め, また, 母親の金銭感覚は「社岳関連・人志向・貯蓄型」が7割を超えた.大多数の母-子は, 堅実な金銭感覚を形成していると思われる. (4) 子どもの金銭感覚のタイプを母親のタイプと関連させて見ると, 母親の消費者意識との関係は全く認められない.消費者意識はきわめて抽象的であり, 母親自身も充分に自覚しているとは言い難く, 子どもの金銭感覚の形成に及ぼす影響は小学生段階では顕在化してはいない.そして, 母親の金銭感覚が「個人関連モノ志向消費型」の場合に子どもの金銭感覚のタイプは若干「名声見栄志向伝統反応型」である傾向が見られ, 母親が家庭教育について「子どもに助言示唆せず, 子どもは手伝いをせずこづかいに不満」と認識している場合には「堅実志向時代即応型」のタイプの子どもとの関連が若干認められた.

  • 关键词:金銭感覚; 発達; 家庭教育; 母-子ペア
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