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文章基本信息

  • 标题:授乳の実態と母親の母乳哺育観に及ぼす社会的要因の影響
  • 作者:金子 省子
  • 期刊名称:日本家政学会誌
  • 印刷版ISSN:0913-5227
  • 电子版ISSN:1882-0352
  • 出版年度:1995
  • 卷号:46
  • 期号:10
  • 页码:941-949
  • DOI:10.11428/jhej1987.46.941
  • 出版社:The Japan Society of Home Economics
  • 摘要:

    母親の意識・行動を中心とした授乳の実態と母親の母乳哺育観を明らかにし, これらに対する社会的要因の影響を捉えた.乳幼児の両親239組を対象とした質問紙調査の結果をもとに考察した. (1) 理想としての母乳哺育への志向は, 直接実践には結びつかず, 理想が計画にも必ずしも反映していなかった.授乳全般に関して成功感を感じない母親が30%以上を占めていた. (2) 授乳の計画に至る段階で, 家族の経済的背景や子ども数, 母親自身の価値観や父親の考えの影響が認められた.そして, 全般的な困難さの認識には, 栄養法の計画と実際のずれが関係し, 相談者としての父親の影響もうかがわれた.育児休業取得者では, 授乳期間の理想と計画面とのずれはみられるものの, 栄養法の計画の実現割合の高さや困難さを感じた割合の低さから, 授乳についての一つの選択肢としての有効さも示唆された. (3) 母乳哺育観項目の因子分析の結果から, 母親と父親で共通する四つの因子が捉えられた.父親と比べ母親の方が, 「母子の心身の健康」や「経済性・簡便性」という長所をより肯定的に捉える一方で「母親の行動の拘束」についてもより肯定的であった.「自然な行為」とみなす抽象的で規範的な母乳哺育観に関しては母親も父親も賛意は高くないが, 母親との比較では, 父親がやや肯定的な傾向がみられた.母親の方が母乳哺育の長所短所を捉え, より現実的で相対的な母乳哺育観を形成していた.各夫婦では, 類似のみられた側面と授乳経験の落差に基づくと考えられる相違があった. (4) 「母子の心身の健康」の因子は, 母親役割や性別役割分業観, 授乳の理想, 実際に行われた栄養法との関係がみられた.「経済性・簡便性」は実際の栄養法や困難さの認識との関係がみられ, 「自然な行為」とする母乳哺育観は, 理想の栄養法との関連が捉えられた.母親達の授乳経験はこれらの母乳哺育観に反映していると考えられた.また, 母親の女性や母親役割についての価値観, 就労状況が母乳哺育観と関連することが捉えられた. 以上のように, 今回対象とした母親の母乳哺育観は現実的で柔軟で, 強い葛藤の存在は捉えられなかった.しかし, 母子関係や母乳哺育の精神面への影響に関する認識の定着や, 母親観・性別役割分業観との関連はみられた.したがって母乳哺育の成功・失敗が, 母親としての自己評価に結びつく可能性は十分に考えられる.母乳哺育の重要性を語る際, 規範的な母乳哺育観を相対化する視点や具体的方法を提示することが, 可能性としての女性の社会参加と授乳する身体の葛藤を生じない重要な点であると考えられる.同時に母親の不安そのものを一つの指標とし, 世帯の経済的条件や母親の就労状況, 父親の役割などの社会的要因の影響をふまえた支援が求められる。

  • 关键词:授乳; 母乳哺育; 母親役割; 母親の就労; 育児休業
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