三色配色模様の色と形がイメージにいかに影響するかについて検討した.具象形, 幾何形, 抽象形の各種三色連続模様をテレビモニター上に呈示し, 形容詞対を用いて評定した.そして多変量解析法により解析した. 人はこれらの模様の色と形の物理的な性質によって類似性を判断し, そのイメージを誘導する. そのイメージは力量性, 活動性, 華やかさそして評価性の因子で表される.力量性と華やかさの因子には三色の配色関係が影響し, 活動性の因子には形が, 評価性の因子には色と形が関与することが明らかになった.