緑豆および, ブラックマッペを発芽させたもやしには, 抗栄養素といわれるレクチンがどの位含有されているか, また, その存在部位について調べた. (1) 緑豆は, マウス赤血球を凝集しなかったが, ウサギ赤血球を凝集した.発芽1日目に両血球での凝集活性はピークとなり, 以後減少したが, 7日目の出荷日でもかなり高い活性が存在した. (2) ブラックマッペは, マメ自体マウス・ウサギ両血球を凝集した.発芽に伴い4日目をピークに活性は低下したが, 6日目の出荷日でも活性は存在した. (3) 発芽6~7日目の両マメのもやしのヘマグルチニン活性は, 子葉, 根部に高活性で存在した.胚乳, 茎部の活性は, 子葉, 根部よりかなり低活性であった.