牛乳において, リボフラビンの光分解に伴いどの程度のコバラミンが減少するのかを調べるために, 種々の牛乳を3,500lxの蛍光灯照射下24時間4℃で貯蔵後, コバラミン含有量を化学発光コバラミン測定装置で定量した.その結果, 牛乳の種類により異なるが, 光照射保存により1~22%のコバラミン含有量が減少した.このコバラミンの減少には, リボフラビンの光分解により生じるフリーラジカルが間接的に関与している可能性が示唆された。