食の外部化がすすみ, 半調理済野菜や惣菜などが多くなっているので, それらの正確なVC量を測定するために, 新鮮野菜 (10品) および惣菜 (12品) のVC量をHPLC-ポストカラム誘導体法で測定し, DNP比色法および五訂日本食品成分表値と比較した. 1. 新鮮野菜の総VC量をHPLC-ポストカラム誘導体法で測定した値は, DNP比色法および五訂日本食品成分表値と大差がなかった. 2. 惣菜の総VC量をHPLC-ポストカラム誘導体法で測定した値は, DNP法および五訂日本食品成分表値 (ゆで野菜のVC量) の45%および61%であった.したがって, 加工調理済野菜のVC量を定量する場合, AsAとDHA量を直接分別定量できるHPLC-ポストカラム誘導体法を用いて定量することが望ましいといえる.