青年期女性ボランティアに小麦フスマシリアルを5~70g摂取させ, 排便回数並びに便通感あるいは血液成分に及ぼす影響を検討した.その結果, 小麦フスマシリアル摂取20g以上で排便回数, 排便量の改善効果が認められた.食事摂取状況, 血液成分値への影響を考慮すると, 1日20~50gの小麦フスマシリアル摂取は若い女性の食物繊維不足を補足し, 正常な排便作用に対して改善効果を有していることが示された.また, 最大無作用量は50g/日であることが判明した.