ガソリン,灯油や軽油などの鉱物油の浄化処理工法であるガス吸引工法やバイオレメディエーションの設計や効果の判断に際して,土壌の通気帯中におけるガスの物質移動の原理を把握することが重要となる.しかし,通気帯中のガス成分の分散に関する実験はこれまでに行われていない.そこで,本研究では,体積含水率が0%の豊浦砂を用いたカラム実験を酸素と窒素および窒素と二酸化炭素の組み合わせについて行い,通気帯中の流れ方向に関するガス成分の分散特性を把握した.地下水に溶解した物質移動に適用される分散長の概念を用いて分散長と分子拡散係数を求めることができたことより通気帯中のガス成分の分散の現象にも分散長の概念を適用できることが分かった.