50%ジャガイモデンプン粒を含む飼料をラットに与えて, 膵臓分泌液および膵臓中の消化酵素活性について比較検討した。膵臓分泌液は, 総胆管の十二指腸開口部付近より直接に採取し, 膵臓は分泌液採取後に摘出した。その結果, 分泌液量は, ジャガイモデンプン粒摂取により増加した。分泌液中および膵臓中のα-アミラーゼ活性はともに低下し, 一方プロテアーゼ活性は, 上昇あるいは上昇の傾向を示した。