都市の子供12人, 農村の子供5人が2日間に摂取した全飲食物中のカルシウム, リンの摂取量を実測した。カルシウム対リンの摂取比率 (重量比) は1.6~2.2の範囲であった。ただし, 食事中に含まれるカルシウム, リンの摂取バランスについてみると, 食事中に加工食品が含まれる場合には, その加工食品によりカルシウムとリンのバランスが崩れ, リン過剰になることがありうるが, 食事中に牛乳が含まれる場合には, 牛乳からのカルシウムにより, そのバランスの崩れは抑制されていた。間食によるカルシウム摂取においては, 牛乳に由来する量が最も多かった。間食によるカルシウム対リン比は都市, 農村の子供ともに2.0以下であり, 間食により食事で不足するカルシウムが補われていた。カルシウム対リンの摂取比率 (重量比) は1.6~2.2の範囲であった。ただし, 食事中に含まれるカルシウム, リンの摂取バランスについてみると, 食事中に加工食品が含まれる場合には, その加工食品によりカルシウムとリンのバランスが崩れ, リン過剰になることがありうるが, 食事中に牛乳が含まれる場合には, 牛乳からのカルシウムにより, そのバランスの崩れは抑制されていた。間食によるカルシウム摂取においては, 牛乳に由来する量が最も多かった。間食によるカルシウム対リン比は都市, 農村の子供ともに2.0以下であり, 間食により食事で不足するカルシウムが補われていた。