1) インゲン豆を含む各種豆類種子についてAI活性を検索したところ, すべてのインゲン豆に活性が認められた。インゲン豆以外の種子ではAI活性はまったく検出されなかった。 2) インゲン豆 (クランベリー) 中のAIは, 豆を室温で15時間水に浸漬後水中で加熱 (100℃) すると10分で完全に失活した。また, 浸漬しなかった場合は加熱15分でもなお50%の活性が残存した。 3) インゲン豆 (クランベリー) 中のAI活性は豆を30分乾熱処理 (110℃) してもほとんど変化しなかった。 4) インゲン豆 (クランベリー) 中のAIとTIの活性は, ともに発芽開始時に急激に減少したが, 発芽4日目まで増加し, 以後減少した。