5品種のソルガム精白粉を55%レベルで添加した高コレステロール飼料およびコレステロール無添加飼料をラットに投与して, 血清および肝臓コレステロール濃度, ならびに血清トランスアミナーゼ活性に対する影響を調べた。 ソルガム, とくにコウリャン系を投与したラットは, コレステロール濃度が有意に上昇し, GOT, GPTにも同様の傾向が認められた。 “寒ざらし”粉投与ラットの血清および肝臓コレステロール濃度, トランスアミナーゼ活性は, 対照の白米投与ラットと同様に, 未寒ざらし粉投与ラットに比べ有意に低下し, “寒ざらし”がソルガムの前述の影響を取り除くことが判明した。 ソルガムの冷水抽出物をラットに投与したところ, 血清および肝臓コレステロール濃度が上昇, トランスアミナーゼ活性は有意に増大した。