4週齢のICR系雌マウスに, Sarcoma 180を接種した後, 生理食塩水, ヨーグルト菌液およびビフィズス菌液を0.5mlずつ21日間連日経口投与し, 腫瘍重量, 脾臓重量および腹腔マクロファージの遊走能を測定した。 ビフィズス菌群では, 生理食塩水群に比べ, 腫瘍重量および脾臓重量がおのおの統計的に有意に (p<0.05, p<0.01) 軽かった。また, 腫瘍重量と脾臓重量との間には, 弱い相関関係 (r=0.48, p<0.01) があった。マクロファージ遊走能は, 無処理群に比べ生理食塩水群で統計的に有意に低く (p<0.05), ビフィズス菌群とヨーグルト菌群では, 生理食塩水群より統計的に有意に (p<0.05) 高かった。