首页    期刊浏览 2024年11月25日 星期一
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  • 标题:農村地域の婦人の血清HDL-コレステロール値と栄養摂取状況に関する疫学的研究
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  • 作者:吹野 洋子 ; 中村 雅一 ; 佐藤 眞一
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1994
  • 卷号:47
  • 期号:3
  • 页码:163-177
  • DOI:10.4327/jsnfs.47.163
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:

    脂肪摂取量の多い欧米諸国のHDLC値が脂肪摂取量の少ないわが国に比べて, 低いことより, 脂肪摂取量が多いとHDLC値が低下するとの作業仮説をたてた。 中高年健常女子において, 栄養摂取状況のHDLC値への影響を検討するため, 茨城県, 秋田県の農村2地区において, HDLC値に影響を及ぼすと報告されている飲酒, 喫煙, 肥満等の要因を有しない者を対象に24時間思い出し法による栄養調査とHDLC値の測定を実施した。そして, 閉経前群・後群の両群において, HDLC値を低値, 高値, その中間の3区分とし, 3群間の検診成績, 栄養素等摂取量, 食品群別摂取量との比較検討を行った。その結果, 両町の, 閉経前群・後群いずれも, HDLC高値群は低値群に比し, 肥満度, TG値は低いが, TCH値は高かった。 HDLC値と栄養素等摂取量との関連では, 閉経前群・後群とも総脂肪, 動物性脂肪, 多価不飽和脂肪酸, 飽和脂肪酸の摂取量, 脂肪エネルギー比率とは正の関連を, 糖質エネルギー比率とは負の関連を示した。総エネルギー, 総タンパク質摂取量とは正の関連の傾向を, P/S比とは負の関連の傾向を示した。そして, 上記の栄養摂取量との関連を反映して, HDLC値と食品群別摂取量との関連では, 肉類と正の関連の傾向, 穀類と負の関連の傾向を示した。また, 野菜類とも正の関連の傾向を示した。さらに, 多変量解析により, 年齢, 肥満度, TCH値, TG値を調整した結果, HDLC値は, K町の閉経前群・後群, I町の閉経後群で, 脂肪エネルギー比率と正の関連の傾向を示した。また, HDLC値は, 肉類と正の関連の傾向を, 野菜類と正の関連または正の関連の傾向を示した。 先の仮説に反して日本の農村地域の中高年婦人においては脂肪摂取量は血清HDLC値とむしろ正の関連の傾向を示した。

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