ヒトを対象として, ヒスチジン高含有タンパク質摂取による摂食抑制作用を調べた。対象者は愛媛県在住の学生64名とした。3日間の食事調査を行い, 1日当りのエネルギー, タンパク質, ヒスチジン摂取量を調べた。その結果, 低エネルギー摂取条件下で, エネルギー摂取量とタンパク質摂取量当りのヒスチジン摂取量との間に有意な負の相関関係が認められた。この結果より, ヒスチジン高含有タンパク質による食抑制作用が示唆された。