酸化チタンや酸化亜鉛などの金属酸化物のコアキシャルナノロッド膜は,金ナノロッド膜電極上に水溶液から低温電気化学析出により調製された.酸化チタンコアキシャルナノロッドセルの+0.4 Vでの光電流(+23.7 μA cm-2)は,金平板電極上の酸化チタン薄膜を用いたセル(+5.5 μA cm-2)より4.3倍も大きい値であった.光電流の差は,活性な電極面積の差のみならず,主に採光やキャリア発生の改善のためと考えられる.