液体窒素を満たした電導体容器によう臭化銀 (AgBrI) 微結晶を投入し電導体の棒でかきまぜると, 淡い緑の発光 (トリボルミネセンス) が観測された。しかし, 絶縁体容器中の微結晶を絶縁体の棒でかきまぜても発光は観察されなかった。発光は, かきまぜにより微結晶表面に誘起された静電気が電子と正孔を生成し, それらがよう素イオンを介して再結合するときの輻射光と考えられた。AgBr (I) 微結晶では圧力印加による電子と正孔の生成は確認出来なかった。