写真処理廃液のフェントン系の酸化処理法を検討した。廃液成分を個々に分解した場合COD値の変化からある程度分解できることがわかったが, 実際の廃液や成分すべてを含んだ調製モデル廃液では個々の成分の分解から予測できるほどには分解できなかった。これは臭化物イオンが過酸化水素を触媒的に分解し, 酸化反応を阻害しているためであることがわかった。