5種の異なった基本骨格を有する7種の新規なシアンカプラー, ピラゾロピリミジンー7-オン (1a, 1b), ピラゾロピリミジンー5-オン (2a, 2b), ピラゾロキナゾロン (3), ピラゾロトリアジンー7-オン (4) およびイミダゾピリミジン (5) を合成した。これらの酸解離定数は滴定法により, カプラーアニオンの酸化電位はサイクリックボルタモグラムから, また均一溶媒中でのキノンジイミンとのカップリング速度は分光電気化学法により求めた。その結果, カップリング速度がカプラーアニオンの酸化電位と高い相関性があることが分かった。