ここ20年間でカラーフイルムの写真感度と写真画質は著しく改良されてきた。このような改良は感光素子であるハロゲン化銀結晶の進歩に負うところが極めて大きい。本レビューでは写真感度あるいは写真画質とハロゲン化銀結晶のサイズの関係から今日までの進歩に関して議論する。また今後の進歩の観点から究極の量子感度を実現するための感光プロセスに関して考察する。